フリーランスエンジニアのまさです。
「フリーランスエンジニアになったらどんなメリットがあるの?」
「フリーランスって不安定って印象があるけど実際どうなの?」
「会社員時代と比べたらやっぱり収入は上がるの?」
フリーランスエンジニアはエンジニアにとって様々なメリットがある働き方だと思っています。
ただ、まわりにそういったエンジニアがいないとどうしても不安が先行してしまい中々一歩が踏み出せないですよね。
私もフリーランスになるにあたって、メリットデメリットをいろいろと調べました。
そこで、今回は私が実際にフリーランスエンジニアになって感じているメリット5選を説明していきたいと思います。
では、早速見ていきましょう。
会社員に比べて収入が上がる
フリーランスエンジニアの大きなメリットの一つは、会社員に比べて収入が上がる可能性が高いことです。
会社員の場合、固定給やボーナスなど、収入はある程度決まっていることが多いです。
特に日本では、未だに年功序列賃金制度が根強く生きているため、なかなか20代、30代は昇給があまり望めません。
20代であれば良くて年収500万くらい、30代であれば年収600~700万くらいが平均的だと思います。
しかし、フリーランスの場合、自分のスキルや経験、そして仕事の選び方次第で収入を大幅に増やすことが可能です。
スキル次第では、20代、30代で年収1000万も全然目指せます。
私は、30代でフリーランスになりましたが、会社員時代と比べて収入が2倍近くになりました。
そして、最近はフリーランスエージェントが多数存在しており、案件探しを自分で行う必要もありません。技術さえ磨けば、あとは、エージェントが案件を探してきてくれるため、安定的に稼働し収入を得ることができます。
フリーランスエンジニアは会社員と違って、複数のクライアントと契約を結ぶことができるため、収入のリスク分散も可能です。
例えば、フリーランスエージェント経由での安定収入を得つつ、平日夜や土日に、個人で開発案件を請け負って副収入を得るといったことが可能です。
他にも、フリーランスエージェント経由で週2~3案件を複数契約し、複数のプロジェクトを並行して進めるといったことも可能です。
会社員だと、その会社の業績悪化によってボーナスが出なかったり、給与削減の可能性があるため、収入源を複数に分散することもできるという点で会社員に比べて収入が増えやすいです。
自分のやりたい仕事を選べる
次のメリットととしては、フリーランスエンジニアは自分のやりたい仕事を選べることです。
会社員の場合、どうしても、与えられたプロジェクトやタスクをこなすことが求められます。
人によっては、あまりスキルのつかない案件ばかりにあたってしまい、汎用的なスキルがないまま30代、40代になってしまう人もいます。
いわゆる案件ガチャですね。
20代、30代をスキルがつきづらい現場で過ごすと、40代以降仕事がなくなってしまうため要注意です。
フリーランスでは自分の興味やスキルに合った仕事を選び、自らのキャリアを自由に自分で築くことができます。
もちろん、全く経験のない業務の参画は難しいですが、関連する案件などはチャレンジすることができます。
エージェントに自分の高めたい専門性や技術領域を伝えることによって、関連しそうな案件を紹介して頂くことができます。
自分の興味のある仕事であれば、仕事へのモチベーションも高まり、よりよい成果につなげることができますよね。
また、フリーランスエンジニアであれば、自分の働き方を選択することができます。
フルリモート案件、リモートとオフィスワークのハイブリッド案件も選択可能です。
私もコロナ渦はフルリモートを選択し、今でもハイブリッド案件で稼働しています。
リモートワークを活用することで、空いた時間を技術習得などのスキルアップや、資格取得に努めることでさらに自分の市場価値を高めていくことも可能になります。
もちろん、会社員のようにオフィスのワークが自分には向いているという人は、オフィスワークという選択も可能です。
やりたい仕事に加え、働き方も自分で選べるというのが大きなメリットと感じています。
経費が使えるため節税できる
フリーランスエンジニアになると、経費を使うことで節税ができるようになります。
会社員の場合、給与は全額課税対象となり、基本的に経費計上などができません。
しかし、フリーランスエンジニアですと、様々な経費が認められるため所得税を減らすことが可能です。
具体的には以下のような項目を経費として計上することができ、課税所得を減らせます。
経費項目 | 具体的な内容 |
---|---|
コンピューター機器 | ノートパソコン、デスクトップPC、モニター、キーボード、マウス、プリンターなど |
ソフトウェア | プログラミングツール、オフィスソフト、セキュリティソフトなど |
通信費 | インターネット回線料金、携帯電話料金、クラウドサービス利用料(AWS、GCP、Azureなど) |
事務所経費 | 自宅の一部を事務所として使用する場合の家賃、電気代など |
書籍・資料費 | 専門書、技術書、電子書籍、技術雑誌、オンライン講座の受講料、セミナー参加費 |
交通費 | クライアント先への訪問交通費、公共交通機関利用費 |
交際費 | クライアントとの打ち合わせにかかる飲食費、接待費 |
オフィス用品 | 文房具、コピー用紙、インクカートリッジ、ファイルなど |
もちろん、他人のレシートなどを使用して、経費に挙げるなど脱税行為はダメですが、業務にかかわる費用は全て経費計上できるため、可処分所得(使えるお金)を増やすことができます。
会社員とフリーランスで同じ年収であれば、可処分所得が多いのは間違いなくフリーランスになりますね。
また、フリーランスエンジニアになると、小規模事業共済に加入する事ができるようになります。
小規模事業共済は、簡単に言うと、個人事業主や小規模企業の経営者が将来の退職金や廃業時の資金を準備するための共済制度です。
加入者は毎月一定額を積み立てることで、将来のリスクに備えることができます。
小規模事業共済のサイト
この制度の大きなメリットは、積立金全額が所得控除の対象となることです。
例えば、年間で84万円を積み立てた場合、その金額が全額所得控除され、課税対象額を大幅に減らすことができます。
節税ができ、なおかつ自分の将来に向けた積み立てもできるといった非常に良い制度がフリーランスエンジニアになると活用できます。
他にも様々な節税方法があり、フリーランスエンジニアは、会社員と比べて、可処分所得(使えるお金)を増やしやすいというメリットがあります。
人間関係の悩みが減る
フリーランスエンジニアとして働くもう一つの大きなメリットは、人間関係の悩みが減ることです。
会社員として働く場合、同僚や上司、部下との人間関係に悩むことが少なくありません。
嫌な上司にあたっても、自分の一存で決めることはできません。
会社によっては上司の評価が昇給に関係する会社も多いため、自分の上司が誰になるかは非常に重要ですよね
職場の人間関係は、仕事のパフォーマンスや精神的な健康に大きな影響を与えるため、ストレスの大きな要因なります。
一方、フリーランスエンジニアとして働く場合、自分で仕事を選び、クライアントとの関係を築くことができます。
特定の職場に縛られることがないため、人間関係のしがらみから解放されることが多いです。
もちろん、参画した案件によっては、人間関係がうまくいかなくなることはあります。
その場合は、エージェントに相談して、案件を変えるなど自分から改善することができます。
クライアントや仕事を選べるというだけでも、会社員と比べて人間関係の悩みを顕現することができますね。
将来に向けた投資ができる
フリーランスエンジニアのメリット5つ目は、将来に向けた投資がしやすい点です。
会社員の場合、毎月の給与はある程度決まっており、収入を大幅に増やすことは難しいです。年収を500万程度から一気に700万、800万とあげることは非常に難しいです。
ですが、フリーランスエンジニアは自分のスキルや努力次第で高単価案件に参画し年収を1.5倍、2倍に増やすことができます。
しかも、20代、30代から会社員ではなかなか難しい、年収1000万という金額も稼ぐことができます。
この収入の増加は、将来のための投資を行うための重要な資源になります。
投資の世界では、元本が重要になります。
元本こそすべてといっても過言ではないと思っています。
例えば、年利5%で運用する場合、元本が100万円と1000万円では、同じ利率でも得られる利益は大きく異なります。
100万円の元本では、1年後の利益は5万円ですが、1000万円の元本では50万円となります。
また、元本が大きいほど、同じ運用利率でも利益が大きくなり、複利効果によって時間が経つほどリターンが加速度的に増加します。
そのため、20代、30代から元本を用意しやすいフリーランスエンジニアは、将来に向けた
投資をしやすいといった大きなメリットがあります。
まとめ
フリーランスエンジニアのメリット5選を解説してきましたが、会社員に比べて非常に多くのメリットがあります。
フリーランスエンジニアは、収入が上がる可能性が高く、自分のやりたい仕事を選べる自由度があり、経費を使うことで節税もできます。
また、人間関係の悩みが減り、自分のペースで働けます。
さらに、高収入を得ることで将来に向けた投資が行いやすく、安定したキャリアと経済的自由(FIRE)も目指しやすいと考えています。
今回は、私がフリーランスエンジニアになり感じているメリット5選をまとめてみました。
ただし、メリットがあればもちろん、デメリットもあります。
以下に、フリーランスエンジニアのデメリットをまとめましたので、参考にしてみてください。